家造りにおいてハウスメーカーと施主のパワーバランスが逆転する最も重要なポイントが『契約』です。
そして、『契約』にはとりあえずという言葉はなく、その全てにおいて法的効力を持ちます。
そのため、すべての仕様が決まらなければ、契約なんてあり得ないはずなのですが、ハウスメーカーとの契約はたいてい全ての仕様が決まらないうちにしてしまうのです。
営業マンもとりあえず契約して後でいくらでも変更できますなんて言うのですが、そこには落とし穴があります。
私の場合も、お風呂の扉は引戸を想定していて営業マンにも口頭では説明していたつもりでしたが、特に記載のないまま契約したため、標準仕様の開戸となっており、変更しようとしたときにオプション差額が発生するなんてことがありました。
安易に契約してしまうとこのようなことがいろんなところから出てきてしまい、何百万も追加契約をしなければならず予算オーバーとなることさえあるのです。
追加費用をかけないためには、契約までにできる限り仕様を固めることが重要なのです。
私は、営業マンから初めて契約を迫られたときから実に5ヵ月間粘り、仕様をできる限り固めてから契約したため、最終金額は契約時からなんと約20万程安い金額になりました。
私がやったことは2つです。ハウスメーカー標準品を徹底的に開示してもらい把握すること。そして、仕様変更した場合のオプションの仕様と金額を把握することです。
長くなりましたが、その中でも必ず確認しておきたい項目と内容をここから具体的にご説明します。
外壁
キッチン周り
キッチン
カウンター材
コンロ
食洗器
水栓
カップボード
洗面化粧台
サッシ
シャッター
トイレ
収納
数万円のインパクトではありますが、家が出来上がってくると簡単に追加してしまうものです。
床材
最低限ここまで決めることが契約後に追加費用を発生させないために大事です。一生に一度の高い買い物ですから、営業マンのペースに合わせず、納得してから契約を結んでください。
今月限定のキャンペーンという甘い言葉に惑わされないでください。5ヶ月もの間、契約を迫られていた私が経験したことは、キャンペーンは毎月やっているということです。また、キャンペーンの内容はあまり変更はありませんし、条件の良い前の月のキャンペーンを使うことも交渉次第で可能でした。
契約前にこれを読んだ方は一度立ち止まって見直してみてはいかがでしょうか。
車を買う時と同じですから、色・ナビの有無・自動運転機能の有無を決めていない単なる車両だけで契約はしませんよね。
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