新築家造りにおける着工前打ち合わせについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
着工前の打ち合わせとは
契約後、家を建て始める前に行う最終の仕様決定期間となることが一般的で、主に壁紙の仕様からトイレのペーパーホルダーの仕様といった細かいところまで、住宅設備の全てを決めることになります。そのため、とにかく項目が多くなってしまいます。
主に決めるのは色と種類です。
バスルームを例に挙げるとこのようなことを決めていきます。
バスルームだけでもこれだけ決めることがあるので、住宅全体で考えればこの何倍も決めることがあるということです。
時間を有効活用するには
着工前の打ち合わせは回数は大体3〜4回、1回につき1時間〜2時間程度で、流れ作業で進んでいきます。そのため、悩む時間が取れずに安易に決めてしまう箇所も少なからず出てきてしまいます。そうならないためにも、担当者とは事前に次の打ち合わせでは、どの部分の仕様を決める予定か認識合わせをしておくことが重要となります。
仕様を妥協せずに素早く決めるためには
壁紙の種類は特に豊富でその場で決めることはまず不可能です。そのため、ハウスメーカーから壁紙のサンプルをあらかじめ借りることが重要です。一冊の冊子にまとまったサンプルがあるはずで、二冊以上は契約時など事前に借りることおすすめします。
また、その他仕様については、契約前にハウスメーカーから貰っている資料があるはずです。その中から契約内容に応じて、追加費用なしで選べる選択肢とそうでないものをもう一度担当営業マンに確認してください。「標準仕様はこの中から選んでください」と言われたことがあれば、それが選択肢となります。
インテリアコーディネーターのような仕様決定のプロがつく場合でもこれだけ決めておけば、イメージに合った別の提案も引き出すことができるため損はありません。
打ち合わせ後の確認すべきこと
決定した仕様は、必ず担当営業マンに所定のフォーマットで記録を残してもらいましょう。口約束は何かあった場合に面倒なことになりますので必ず形に残してください。
また、全ての打ち合わせが終わっても気になる箇所や言われるがままに決めてしまう箇所は出てきます。そのため、そういった箇所がある場合やどうしても時間が欲しい箇所については、いつまでに最終決定しなければならないかをチェックしておきましょう。住宅建築では、着工時に全ての建材の発注を行うわけではありませんので、ある程度先延ばしは可能です。
着工前の打ち合わせを行うと、いよいよ住宅が形になるためワクワクする一方、とても重要な打ち合わせになります。展示場で担当営業マンと実物を見ながら決めたい箇所と、自分である程度決められる箇所をしっかり選別して臨むことを心掛ければ、満足のいく住宅ができると思います。
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