バックカメラやデジタルインナーミラーを取り付けようと考えたときにリアカメラの取付位置を迷われた方、こんな理由で迷われていませんか。
・スモークを貼っているため車外に取り付けたい。
・ナンバープレート付近に取り付けたことがあるが、位置が低くて画角が悪くよく見えない。
もし迷われているなら、リアカメラを車外のリアウイングに取り付ければすべて解決します。
車外に取り付けることで内部に取り付けるより映像は鮮明であることは言うまでもありませんよね。
そして、リアウイングの高い位置から広範囲を見下ろすことができるため、バックミラーのような画角を実現することもできます。
そんな私も実際にデジタルインナーミラー用のリアカメラをヴェルファイアのリアウイングに取り付けてみたのですが、正直感動しました。
しかも取付自体も意外と簡単でお店で頼むとかかる工賃(約15,000~20,000円)が浮きました。
この記事をご覧いただいた皆さんにもお得に簡単にこの感動を味わってほしいと思います。
それでは、今回は私のような車業界の人でなくてもできる『ヴェルファイア・アルファードのリアウイングにリアカメラを取り付ける方法』をご紹介していきます。
バックカメラとは?
バックカメラとは文字通りで車両後方を映像として捉えるカメラです。
そして、出力方法の違いで大きく2つのタイプがあります。
この記事はそのうちの「バックミラーに映像を映すタイプ」について書いたものになります。
バックミラーに映像を映すタイプ
デジタルインナーミラーと呼ばれ、バックミラーが映像になったものと考えるとわかりやすいかもしれません。
また、最近ではデジタルインナーミラー本体は前方も映せるタイプが主流になりつつあります。
同時にドラレコのような記録する機能も備わっているため、車体前方と後方を映せて記録もされてと、まさに一石二鳥です。
既存のナビシステムに映像を映すタイプ
映像だけを映すタイプで、リバースギアに入れた時だけ後方が映ったり、記録機能がなかったりと調査不足ではありますが、機能は限定的だと思います。
バックカメラの外付って大丈夫?
バックカメラを車外に取り付けることに対して、法的な問題や耐久性といったことを気にされると思います。
ここでは、私の実体験をベースにご説明したいと思います。
車検は通るのか?
結論から言えば車検は問題なく通ります。
実際私も後になって、そういえば取り付けていたなと思いだしたぐらいで、何も考えないでオートバックスに依頼した車検は問題なく通りました。
耐久性はどうなのか?
私の場合、取り付けてから3年以上経っていますが今のところ車外に出していても問題なく動いております。
映像も特に汚くなってくるようなこともありません。
リアカメラ本体の取付は、デジタルインナーミラー購入時についていた両面テープを使用しておりますが、剝がれるようなことも一切ありません。
私が使っているものと同タイプのものです。
2万円以下で買えて、耐久性・映像ともに良好でおすすめです。
外付けのメリットは?
キャンプなどで車両後方のトランクルームに大量の荷物を詰め込んでも後方が確認できるというメリットがあります。
キャンパーにとってはありがたいですよね。
リアカメラ取付方法
前置きが長くなってしまいましたが、ここからはリアカメラの取り付け方を4ステップに分けてご紹介いたします。
尚、今回はリアカメラに特化しての配線と取付方法をご説明させていただきます。
そのため、デジタルインナーミラー本体(フロント側)の取付は完了している状態から始めていきたいと思います。
ステップ1:配線作業(フロント側)
まず、リアカメラとデジタルインナーミラー本体を接続するため、ケーブルをミラー本体からリアカメラまで引っ張っていく必要があります。
ケーブル経路はいろいろ考えることができますが、5mのケーブルを使う場合はフロントガラスの上部⇒助手席側の上部を通る経路にしています。
私の場合、一度フロントガラスの上部からサイド下部まで落として取り付けようと試みましたがこの経路だと5mでは足りませんでした。
そのため、下の写真の赤の線がフロント側の天井内部の配線になります。
ステップ2:配線作業(サイド側)
助手席側までケーブルを持ってきたら、そのケーブルをドア部分の黒いゴムのところから入れこんでいきます。
ドアと天井の隙間を埋めるゴムと表現すればわかりやすいですかね。
黒いゴムは簡単に外れるので、素人の素手での作業で簡単に外すことができました。
そしてこのケーブルを同じ流れで後方まで持っていきます。
ステップ3:配線作業(リア側)
後方までケーブルを引っ張ってきたら、下の写真の赤丸の管を通して車外に出していきます。
画像では少し分かり辛いですが、リア側の天井まで引っ張ってきたケーブルの先をまずは見つけます。
そのテーブルの先を赤丸の黒い管の中を下から上に向かって通すことで車内側から車外へ取り出せます。
ここでも天井と後方車体を埋める黒いゴムがあり、それを取ることで天井内部が目視できます。
ステップ4:リアカメラ取付作業
最後はカメラの設置です。
まずはカメラ側の配線をリアウイングとガラスの間に隙間を作り配線を車内に引き込んでいきます。
リアウイングとガラスの間に隙間を作るにはリアウイングをある程度外す必要があります。
私は下の動画を参考にさせていただきましたが、リアウイングは完全に外す必要はありません。
一度外さず強引に隙間を作ろうとしましたがさすがにそれは無理でした。
そのため、両面テープが剥がれるくらいまで外すと後がスムーズでした。 (私のやり方だと9分半のところまで見れば作業ができます。)
そして、ウィンドウォッシャ液の管と同じところにケーブルを通していきます。
これであとは本体側のケーブルと接続すると配線は完成です。
配線が終わればあとは動作確認をしてから外したパーツを全て取り付け、リアカメラを張り付ければ完了です。
参考動画ではリアウイングの両面テープを切断したり完全にウイングを外していますが、今回の取付作業では外さなくて大丈夫です。
あおり運転の現状
令和2年警察白書のTOPICS『Ⅳ いわゆる「あおり運転」(妨害運転)に対する警察の取組』によると、平成29年と平成30年の車間距離保持義務違反の取締件数は、それぞれ約7,000件と約13,000件で2倍近く増えており、令和元年も約2,000件ほど増加しております。
また、「あおり運転」への刑法等適用件数についても、平成30年から令和元年にかけて増加している現状があります。
この状況を踏まえると証拠を残すため、ドライブレコーダーやデジタルインナーミラーを取り付けることは必要であると思います。
そして、カメラがウイングについていることで、あおり運転の抑止になりますし、いざというときは記録として鮮明な映像を残すことができるのです。
まとめ
カメラを選ぶならデジタルインナーミラーがおすすめ。
前も後ろも記録しながらバックミラーとしても使いましょう。
そして、リアカメラを取り付けるならリアウイングへ取り付けましょう。
リアウイングなら画角も画質も最高です。
取付自体もこの記事の通り私と同じような車業界の人でなくても簡単にできるので、やってみましょう。
最後に、取り付け車両とデジタルインナーミラーについてご紹介致します。
・取り付け車両
⇒ ヴェルファイア30系前期型
(アルファードも同様)
・デジタルインナーミラー
⇒ AKEEYO ドライブレコーダーミラー型
11.88 インチ 2019年型
※リンクには最新型を載せておきました
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