新築で注文住宅を建てる際に現場監督が若いと不安ですよね。
私の場合も実は現場監督はすごく若い方で当時30歳ぐらいで、この方に引き渡しまで対応してもらいました。
その経験から実際にどうだったのかをいろいろな切り口でご紹介致します。
若手がついてしまったと不安に感じている方は、メリットもあるということやデメリットを知って早めに対処できるということで今のうちに知っておきましょう。
私の現場監督のスペック
前提として、私の現場監督はハウスメーカー入社後に数年建築現場を経験した後、営業を1度経験して、再度現場に戻った経歴の持ち主です。
そのため、もともと工務店育ちの同年代よりかはややゆるい感じは否めなかったです。
当時の私への対応としては、営業と現場監督の2つの対応をかけもちで行っているイメージとなります。
【5つの観点】若手現場監督評価
レスポンス
若さからくるやる気なのかわかりませんが、割とレスポンスは早いです。
夜遅くにメールを送ってくることもあるので、それなりに長く働いてる感じです。
急な連絡でも会話ができたのは施主としてはありがたかったです。
ただ1度持ち帰って社内で確認が必要な事項に関してはというと、ややレスポンスは遅いと感じました。
恐らく社内の有識者や関係者との連携は、時間をかけて作っていくものであるため、若い方だとそこが弱くどうしてもレスポンスが遅くなってしまうこともあると思います。
そのため、私との直接的なやり取りという点では、レスポンスが早かったと評価しております。
対応力
聞いたことにはしっかり答えてくれるし、わからないところは持ち帰って後日教えてくれます。
良く話に聞くような変に工法等を自慢したりするタイプでは一切なかったです。
熟練者などでは、たまに工法自慢みたいなのが始まるらしいです。笑
ただし、忘れっぽいというか、処理能力が追いついておらず回答が返ってこないこともしばしばありました。
そのため、対応力としては可もなく不可もなくといったところでしょうか。
管理・監督
やはり、若い方は経験が浅いため職人からは完全にナメられていました。
そのため、強めの指示出しをするといった姿は1度も見たことがありませんでした。
また、職人との関係も築けていないのか、間接的な指示の出し方ばかりで正直伝わってるのか不安はありました。
その例として、引き渡し前の新居の外壁に『駐車場使用禁止』の大きい貼り紙されていて、なんだかちょっとだけ恥ずかしかったです。
直接言えば良いのに・・・。
ただ、悪いことばかりではなく施主からしたら良い面もあります。
若手の現場監督は職人の言うことにはイエスマンなので、善意で職人が指摘してくれたことにたいして速攻で対応してくれたりします。
私の場合、外構部分で水の跳ね返り防止の柵があった方が良いんじゃないかという職人の指摘があり、なんと無料で対応していただけました。
たまたま私は運が良かっただけだとは思いますので、なんだか現場監督がナメられている気がするなと感じたら、依頼事などがある際は現場監督と一緒に職人に直接言うのが良いです。
検査
はっきり言ってかなり適当で、内覧会前の段階でもいくつもの傷を私自身が見つけるといったことが多々ありました。
また、引き渡し前最終の内覧会時点でも20箇所以上手直しする箇所を発見し、そういう意味だと現場監督は完全に職人任せで、その後の検査はしていないと思います。
恐らく誰が見てもおかしいと思う箇所でも自分からは職人に対して指摘するといったことが一切なかったのだと思います。
さすがに、ここまでひどいのは私の場合に限ったことだとは思いますが、建築途中段階でもなんだか傷が多い気がするなと感じたら注意が必要です。
トラブル対応力
対応力と少し被るのですが、トラブルに関する対応力は皆無でした。
営業担当任せで最終的な予算の中でトラブル対応できるかできないかを決定するだけといった感じ。
また、同じミスも何度もやらかしました。
例えば、穴あけテーブルを細かく穴の場所、大きさまで決めたにも関わらず、3回も間違えられてしまいました。
そして、あろうことか発注先に過失をなすりつけていました。
しかも、いつもミスが発覚するのは現場にテーブルを運んできてからでした。
1度ハウスメーカー側に納品されてるのですから、確認ぐらいしてもらいたいところでした。
何度もミスしているのであれば尚更ですよね。
まとめ
若手現場監督はレスポンスは早いけれど、やはり熟練者で職人と上下の関係がしっかり出来ている方に対応してもらうことが無難と言わざるを得ない結果でした。
この記事を見て不快に思われた若い方がいらっしゃったら申し訳ないです。
これは、あくまでも私の主観です。
今回の家造りは色々やらかされてしまったので、悪い面ばかり目立つことになってしまい、良い面をあまり思い出せないということもありこんなまとめで申し訳ありません。
ただ、大事なことは施主である我々が気を引き締めてあげながら一緒になって家造りをすることで、きっと良い家ができると思います。
もちろん、その分我々も大変にはなりますが、大きな買い物ですから任せっきりではなく、密に連携して最高の形で引き渡し日を迎えましょう。
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