新築住宅において自由設計のメリットである豊富なオプションや造作物の中で、実際に施工し満足度の高かったものをご紹介致します。尚、下の画像は後述するオプションを3つ使ったものです。

ダイソン掃除機置き場
壁掛けと目隠しの両方を実現した造作の掃除機置き場です。ショップに行くとよく見かける壁掛けになっているオシャレなあれです。アパート住まいだった頃は、壁に穴を開けることに抵抗があり、壁掛けは断念しておりましたが、新築持ち家ということで造作してみました。サイズ感は幅300mm/奥行き200mm/高さ1270mmで設計致しました。高さがギリギリでヘッド部分が床についたりつかなかったりで、あと50mm高ければよかったのかなと思います。

床埋めコンセント
ダイニングテーブル下やリビングの中央付近に設置して、卓上調理器具の使用やスマホの充電を延長コードなしで実現したオプションです。リビングダイニングの間取り的に空間が開ており、四方の壁しかないような場合、コンセントが壁に寄ってしまうことを解消してくれます。延長コードでも事足りるのですが、子供が走り回ったりすると危ないのでファミリー世帯であればおすすめです。あらかじめソファー等の家具の配置を決める必要があるので、工程の終盤で最終位置の決定ができるよう営業や現場監督と連携しておくと良いと思います。
テレビ用のふかし壁(壁掛け)
テレビが壁の中に埋め込まれているような空間を実現した造作の壁です。通常テレビを壁掛けするとテレビが正面に向かって突き出てくる形になります。そのため、壁掛けする壁をあえて前に出して(壁をふかす)、テレビ設置部分をくり抜くようなイメージになります。これは綿密な計画が必要でかなり苦労しました。ポイントは、テレビの型を決めておくこと、壁掛け用金具を事前に購入しておくこと、テレビ設置に施工会社の方が手伝うことを了承していることです。今度詳しく説明を載せれたらと思っておりますが、ピッタリにハマると見栄えはかなり良くなります。当記事の最初の画像がわかりにくいですが、ふかし壁&壁掛けテレビの完成形になります。
グレアレスダウンライト
グレアレスダウンライトは、通常のダウンライトとは異なり、狭い範囲を照らすことができるライトです。高級感を演出することができて、ライトを45度ぐらいの位置から覗いても光が直接見えません。テレビの上部に設置することでテレビの面には光があたり、テレビを見る側からは光が目に入らず高級感を出すこともできます。当記事の最初の画像は、その例です。

エコカラット
キッチンとリビングにタイル調のエコカラットを取り入れ高級感を演出することができました。エコカラットには脱臭効果や除湿効果があるらしく、さらに見栄えは良いときたらまさに言うことなしでした。壁紙に飽きたらエコカラットで簡単リフォームすることも今後考えていこうかと思います。費用面でもそこまで負担になることはありませんでしたのでおすすめです。

サッシの電動シャッター
全てのサッシに電動シャッターを取り入れたのですが、多機能リモコンと併用すると複数のシャッターを同時に操作できとても便利です。アパートに住んでいた頃は手動シャッターであったため、ほとんど閉めなくなってしまった経験から電動にしました。同じような体験をしている方がいたらおすすめです。ただ、費用面ではデメリットになってしまうため、注意が必要です。

リビング造作カウンター
子供の勉強や自分の部屋にこもらせないことを実現するための造作カウンターです。どうしても子供部屋とリビングは別のフロアになってしまい、コミュニケーションの機会が減ることを懸念して取り入れました。ただ、今では在宅勤務が増えたため、書斎がない我が家にとって唯一の仕事場となったのは結果的に大成功でした。カウンターにはケーブル類が通せるように穴を開けてもらうと便利ですので、コンセントの計画と合わせて位置を決めると良いと思います。

他にもいろいろなオプションを取り入れたのですが、本当に取り入れてよかったものだけご紹介いたしました。みなさんも是非ご参考にしていただければと思います。
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